2009-03-25

結婚のタイミング

結婚しないか。」彼は言ってくれた。

でも弘子は考えていることがあった。
「私、仕事をやめようと思う。」

寿退社。二人の考えは一致しているかのように思えた。
でも36までバリバリやっていた仕事をやめて
急に専業主婦って、すべての生活を変えてしまうことになる。

それはそれでいいのかもしれない。
そういうのを転機というのかも。

でも一生懸命働いてきたから、
弘子が、その14年間に積み上げてきたものがあった。

仕事を辞めるのは専業主婦になろうと思ったからではない。
自分のやりたいことがあるからだ。



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2009-03-24

結婚に逃げること

弘子は本部へ異動になった。
販売戦略を考案する企画部にいくことになった。
36歳にして、同期の中では異例の出世らしい。

どうしたらお客様に買っていただけるかを毎日考える。
ここではお客様と直接お会いすることはない。
ただどうすれば売れるかを考えるだけだ。

毎日毎日分析表やグラフとにらめっこ。
どうして販売収益が下がったのか分析し、ペーパーにまとめる。
毎晩毎晩深夜まで。

でも弘子は知っている。
いくら分析したって、お客様の生の声にはかなわない。
この会社は規模が大きくなりすぎて、お客様の声が上まで届かない。

お客様がどんな商品を求めているかは販売員が一番よく知っている。
上から下へ支持を出すばかりでは会社は救えない。


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2009-03-23

忘れてはいけないこと。

弘子は先日「服をお買い上げいただいたお客様」に電話をした。
そして正直に申し上げた。

「裾上げをして肩をつめると、
既存のデザインとシルエットが変わってしまうこと」を。

お客様は最初大変驚かれたが、
「ありがとう。正直に言ってくださって。

大きな買い物だったから、
サイズを直しても大丈夫かどうか、
帰ってからも気になっていたの。

もし、電話をいただかなかったら、
のせられて買わされた気持ちになっていたわ。


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2009-03-22

現場主義

その夜、弘子は彼に相談した。

弘子のお店にみえたお客様に、
本当はサイズの合わない服を売ってしまったこと。
お客様は気付かずに喜んで服を買ってくださったこと。

「それは、弘子が悪いんじゃない。
商売なんだから利益を上げる行動をとるのは当然のことだ。

でも、どうしてもひっかかるんだろ?
弘子はどうしたいと思ったの?

会社の方針とかマニュアルは関係なく、
君がしたいようにできるとしたらどうする?

君はどうして今の仕事をしているの?」



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2009-03-21

見ないふりでいいの?

あるとき、弘子のお店に年配のお客様がおみえになった。

「この服いい色ね。デザインも素敵。
でもちょっとサイズが大きいわ。どうにかならない?」

弘子は事務をやりながら、
自分の店の店員が接客するのをみていた。

「裾をあげたり、肩のところを詰めたりすると少し大きさは調整できますよ。
こんな感じですが、いかがでしょうか。」

「そうね。それではそうしてちょうだい。」

お客様は仕上がり日を確認されてお帰りになった。

マニュアルどおり。何もまちがっていない。
でも、弘子には何かひっかかる。
何だろう。
帰ってからもずっと考えていた。


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フルタイム(不動産専門職)で働く既婚・子持ち40女。
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