2009-04-06

元カレからのメール

由美の携帯に1通のメールが届いた。
25歳のときに別れた信二からのものだった。

信二は同じ職場の先輩だったが、
今は転職して、別の会社にいる。

「由美、元気ですか?突然のメールでごめん。
いつの間にかあれから10年もたってしまった。
メルアドが変わっていないことを祈ります。
この間会社の連中と飲んで、由美の話になったよ。
相変わらず、仕事がんばってるらしいね。
なつかしかった。
あのとき、調子にのって傷つけてしまったかもしれない。
こっちは未だに独りです。
よかったら、久々に会いませんか。」



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テーマ : 想い
ジャンル : 恋愛

2009-04-05

幸せになってもいい?

小学校を卒業して、
誰も知る人のいない私立中学にいっても、
由美はいつも誰かが自分の悪口を言っているような気がしていた。
誰のことも信用できなかった。

それなのに、25になって、
うかつにもまた信じてもいいのかなと思ってしまった。。
それも恋愛という一番無防備な形で。

そして、また15年前と同じ「デブ」という言葉で終わった。
同じことの繰り返し。

それなら好きなだけ食べてデブになってやろうと思った。
100kgを超えても、デブで何が悪い?と思っていた。
やせる努力をする自分なんて許せなかった。


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テーマ : ひとりごと
ジャンル : ライフ

2009-04-04

トラウマ

今さら何の用だろう。
そう思っていると、その女はさらに続けた。

「私たちときどき同窓会と称して会っているの。
この間、成田君とも会ったんだけど、
彼、あなたのこと気にしてたから。」

成田?
由美をデブといったあの学級委員の男の子だ。
その名前、今の今まで忘れていた。
いや、忘れていたかった。

「成田君ね。あの頃あなたのこと好きだったんですって。
でもからかわれて、ひどいこと言ってしまったって。
あの一件以来、青山さんほとんど口を利かなくなってしまったから、
みんな気にしてたのよ。
私も、今さらだけど、ごめんなさい。」


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テーマ : 日々のできごと
ジャンル : ライフ

2009-04-02

運命の再会

青山さん?青山由美さん?」
駅の近くで声をかけられて、由美は振りかえった。

見ると知らない女が立っていた。
「私。青木。ほら小学校で一緒だった。覚えてる?」

出席番号が近かった女の子。
いたような気もするが、こんな顔だったか・・・。
もう25年も経っているのに、思い出せるはずもない。

「ああ~。」
と一応思い出したふり。
でも、本音を言えば小学校の同級生なんて二度と会いたくない。
たまたま小学校が一緒で、同じ部屋にいたというだけでしょ。

そんな由美の気持など知るはずもなく女は勝手に続ける。
「駅の近くで何回か見かけて、青山さんじゃないかなと思って、
前から気になっていたの。
やっぱりそうだった。よかった~。」


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テーマ : 日々出来事
ジャンル : ライフ

2009-04-01

忘れられない過去

由美はもともと内向的な性格だった。
小学校3年生で転校した時もなかなか馴染めなかった。
そんな由美にも優しくしてくれた男の子がいた。
彼は学級委員をするくらい正義感の強い男の子だった。

遠足でのグループ決めをするときに、
「好きな人同士で5人グループをつくってください。」
と言われたが、由美にはまだ仲よしの友達はいない。

由美が困ってもじもじしているとその男の子が、
先生に言ってくれた。
「青山さんは転校してきたばっかりだから、
まだグループつくれないと思います。」

その他にも美術室や音楽室の場所が分からなくて困っていると、
連れて行ってくれたり、ノートをみせてくれたり、
優しくしてくれた。

今思えば、由美の初恋だったのかもしれない。

でもそろそろ男の子と女の子の別がはっきりしてくる年頃だ。
あるとき、その男の子は大勢の男子に囲まれてからかわれていた。

「おまえ、青山のこと好きなの?好きなんだろう~。」


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テーマ : 終わった恋
ジャンル : 恋愛

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Author:iyokan
フルタイム(不動産専門職)で働く既婚・子持ち40女。
いつもありがとうございます♪

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