2009-04-16

仕事のやめどき。

もし仕事を辞める勇気があるのなら、
今がそのチャンスなのではないか。

夫のアメリカ転勤についていく。
恵美の「留学」の夢を実現する。

会社から帰った恵美は「留学」、「仕事」
とそれぞれ書いた紙を裏返しにして机におく。
2枚の紙をシャッフルして、目をつぶる。

もし「留学」の紙をひいたら、勇気をもって留学しよう。
夫についていこう。
「仕事」をひいたら、もう少し「仕事」をがんばる。
きっと神様だけが、私の運命を知っているから。

恵美は祈るような気持で紙をひく。

目を開ける。
答えは「留学」

「やった。」恵美はニンマリする。

明日から仕事を辞める準備。
まず英語の勉強。
それから引継の準備もこっそり進めよう。

明日は夫が帰ってくる日。
この決断を早く知らせたい。


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テーマ : キャリアを考える
ジャンル : 就職・お仕事

2009-04-15

今やりたいこと。

夫がワシントンから一時帰国するまでの1ヶ月。
恵美は考えに考えた。

仕事はもちろん今までどおりしていたが、
真剣に考えれば、
考える時間くらいとれるんだと分かった。

「夫についていく?」「夫についていかない?」
「仕事を辞める?」「仕事を続ける?」
「夫が仕事を辞める?」「夫が仕事を続ける?」

夫も恵美も、もう15年以上も仕事をしている。
どちらが辞めることも簡単ではない。

仕事を辞めたらそのあとどんな人生が待っているのか、
恵美には全く見当もつかなかった。

そんなとき、社内研修のチラシが配られた。
若手社員用の「語学研修」のチラシだ。
国内で1年間研修を受けた後、
1年間ワシントンで学ぶというものだ。

「これだ!」恵美は直感した。
もともと英語は好きだった。
しばらく離れていたがやればできる自信がある。

問題は、若手社員用であり、
中間管理職である恵美は、研修の対象外だ。

人事にかけ合うか。
でも夫の転勤の都合とは言いにくい。
期間も1年間では、あまり意味がない。

語学研修や留学のことを調べているうちに、
20代の頃、留学したいと思って
実現できなかったことを思い出した。

37になって今さら留学?仕事も休める立場じゃない。
留学のことは忘れかけていた。
今、自分が本当にやりたいことってなんだろう。

何にでもなれた小さい頃。
何でもできた20代。

歳をとると、どうして跳べなくなるのだろう。
自分が跳べなくなっていることも忘れてしまうのだろう。


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テーマ : 働くということ
ジャンル : 就職・お仕事

2009-04-14

転勤にはついていけない。

「ワシントンに、一緒に来ないか。」
夫は突然言った。

恵美にも仕事がある。
当然すぐに行けるはずもない。

「転勤が決まったとき、本当はそう言いたかったんだ。
でも、無理だと思って言えなかった。」

それはそうだろう。
20代の平社員ならともかく、今は12人の部下を持つ身だ。
仕事を投げ出して夫についていくなんてできない。
女だけが仕事を辞めなきゃいけないなんて、おかしい。

「分かっていて言っているんだ。
一緒にいたい。俺が辞めてもいい。
これが、二度目のプロポーズだ。」

「え?」
辞めてもいいって、
これから転勤する人のセリフ?
恵美には何がなんだかよく分からない。

「とりあえず、明日ワシントンに経つ。
でも、1ヶ月したらもう一度帰ってくる。
そのときに、これからのことを話し合おう。」

突然言われても、すぐに整理できない。
でも、夫の転勤が決まってから、
ずっと心にひっかかっているものがあった。

言われるまで分からなかったけど、今、分かった。
「一緒にいたい」って言って欲しかった。

頭では無理だって分かっていても、
強く生きているようにみえても、
やっぱり大好きな人と別れるのは、つらすぎる。

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テーマ : 愛のかたち
ジャンル : 恋愛

2009-04-13

結婚生活

夫のカレーを一口食べたとき、
新婚当初の思い出が戻ってきた。

新婚当初はよく二人でカレーを作って食べていた。
いろんな種類のカレーを試しては、
飽きもせず、毎日毎日カレーを食べた。

その頃は恵美もこれほど仕事が忙しくなかったし、
夫の仕事も土日が休みだったため、
一緒に買い物に行ったりしていた。

夫のカレーの味はなつかしかった。

「恵美とちゃんと話をするのは久しぶりだな。」と夫は言った。

「そうだね。」と恵美は答えた。

しばらくの間。

「カレー、なつかしいね。」
夫と恵美は二人で同時に言って、思わず二人で笑ってしまう。

そして、「おいしいね。」ではなくて、
「なつかしいね。」であることに気づく。

新婚当初と言ったって、30過ぎだ。
あれから7年。
いつから、カレーは「なつかしく」なってしまったんだろう。
いつからこんなに忙しくなってしまったのだろう。


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テーマ : 結婚生活
ジャンル : 結婚・家庭生活

2009-04-12

理想と現実

夫がワシントンへ発つ前日。
夫の希望で、うちでご飯を食べることにした。

ちゃんと料理をするなんて久しぶり。
ごちそうをつくりたいのに、作り方も忘れてしまった。

料理本を見て、「あれを作ろう。これを作ろう。」と考えていたのに、
取引先とのトラブルで、結局会社を出たのは21時。
これから買い物では、遅すぎる。

「遅くなってごめん。ごはん外で食べる?」
と夫にメールを送ったら

「僕が作って待ってるよ。」との返信。

とりあえず、おいしいワインを買って帰る。

「ただいま。」とマンションのドアを開けると、
「おかえり。」と夫がエプロン姿で出迎えてくれる。

カレーのいい香り。
緊張から解き放たれて、急にお腹が空いてくる。

こんな風にうちで一緒にごはんを食べるのは、
いつ以来だろう。

明かりのついた部屋。
「おかえり。」の声。

独身時代はないのが当たり前だった。
自分の部屋に誰かがいることが、
うっとうしく感じることもあった。

でもそれもいつの間にか慣れていた。
今では、ここが私たち二人の帰る場所。

でも夫は明日からワシントンに行ってしまう。
もう明日からは私しか帰ってこない。
たまらなく寂しさがこみあげてくる。

本当は一緒にいたい。
でも現実は仕事を投げ出すことはできない。


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Author:iyokan
フルタイム(不動産専門職)で働く既婚・子持ち40女。
いつもありがとうございます♪

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