2012-06-09

仕事を辞めたワケ。

10年ぶりに学生時代の友達に会った。
皆いろいろ迷いながらも就職して、それぞれの道へ。
それでも、同じ方向を向いていた学生時代。
10年経った今では向いている方向が微妙に違った。

独身でバリバリ働く子。
結婚して子供もいて専業主婦している子。
結婚してるけどディンクスで遊びまくっている子。
結婚して子供もいるけど仕事もしている子。

同じように働いていて子供がいても、働き方は千差万別。
「子供もいるけど時短もできる会社だし、お給料ももらえて、
子供とも一緒にいられるから、いいよ~。」という子もいれば、
「子供もいるけど、実家に助けてもらえるから、
バリバリ働けて、キャリアも築けるの。私ってラッキー。」という子もいる。

独身の子は独身の子で、
「一人暮らしは自由だよ~。海外旅行も年1回は行ってる~。」と自慢話。

どうして女は「誰が一番幸せか。」にこだわるんだろう。
そんなの誰にも決められないのに。
疲れる・・・。

そんな中で最近、仕事を辞めた子がいた。
その子には幼い子供が二人いた。
やっと下の子が小学生。少し楽になった頃だった。

「どうして辞めたの?」と聞いたら、

「会社に入ったころはね。ずっと続けるつもりだった。
でもね。もう限界だった。仕事も家庭もって思ったけど、
子供が病気になったら、休まなくちゃいけない。
実家を頼ろうにも、母の具合が悪くて・・・。
仕事も家庭もうまくまわらなくて、それしか方法がなかったの。」

「そっか~。大変だったね。」皆しんみり。

「だからね。仕事を辞めたからには、
それだけしっかり家庭を守らなくっちゃって思うの。
主人もそれを期待しているみたいだし。
仕事も辞めたのに、文句ばっかり言うわけにもいかないでしょ。」
その子は言った。

「そんなものかな~。」「真面目すぎるよ。」皆口々に言った。

彼女は実家に頼れなかった。夫にも、多分頼れなかった。
だから仕事を辞めるしかなかった。不運だった。

果たして、本当にそうだろうか。
彼女以外は皆幸せで、彼女だけが不幸だった?

それは絶対にちがう。
彼女はひとつの選択をした。とても前向きに。

確かに彼女はすべてが思い通りにいっているわけではない。
でも、ちゃんと自分で考えている。
自分が何をするべきなのか、ちゃんと知ってた。

私には彼女だけが、真実を語っているように思えた。
「私が一番幸せ!」っていいところだけを見せようとするより、
本当の言葉を話している気がした。

本当は皆知っている。
どんな生活でも、いいことばかりなんてない。
嫌なこともたくさんある。

でも、その中にキラリと光る「いいこと」があるから、人はがんばれる。
パーフェクトな人生なんてないのだから、当たり前のこと。

皆ちがう方向に進んでいるように見える30女。
皆不安で、自分は正しいって信じたい30女。
選択肢が多すぎて、迷いだらけの30女。

でも、40を超えて落ち着いたら、また皆で笑えるかな。
弱いところも見せて、それも笑いに変えられるくらい強くなるかな。
皆が彼女みたいに本当の言葉を話せるようになるかな。

そのときを楽しみに、私は私の道を歩いていこう。
いいことも悪いことも、すべては自分の成長のため。
「私はこんな風にがんばってきたよ。」
って胸をはって話せるように。
30女の幸せに正解なんてないのだから。


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フルタイム(不動産専門職)で働く既婚・子持ち40女。
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