2009-03-31

終わった恋

25歳のときの由美は、
まあまあ可愛いいと自分では思っていた。

体重だって今ほどひどくなかったし、
冗談か本気か分からないけど、それなりに誘いもあった。

信二は同じ職場の3つ上の先輩。
女子社員の間ではそれなりに人気があった。
何回も誘われるうちに、二人で食事に行くようになった。

「俺の彼女になってくれる?」
そう言われてからデートしたのはたった3回。
彼からアプローチされて付き合ったのだし、
たった3回のデートで振られるとは、
夢にも思わなかった由美だった。


中学から高校まで女子高上がりの由美は、
25歳になるまで男の子と真剣に付き合ったことがなかった。
だから信二とのデートはすべて新鮮で、恋をすることに夢中だった。

3回目のデートのあと、
新しい服を探しに行った由美の心は、
次のデートのことでいっぱいだった。

ブランドショップに向かう途中で、
オープンカフェの前を通りかかった。
信二とデートした場所だ。
ドキドキするようなうきうきするような気持で、
何気なくカフェの中をのぞいた。

テラス席には、信二とかわいい女の子。
隣の総務部のマドンナ百合子だ。
由美は凍りついた。
二人は由美に全く気づかない。
二人の会話が聞こえる。

「だから、付き合ってくれよ。百合子ちゃん。
おまえが言うから、俺は嫌々由美とデートしたんだぜ。」

「信二センパイが好きで付き合ったんでしょ。
別に由美のことなんて、気にしてないし。」

「お前が亮平をとられて、くやしいっていうからさ。
じゃなきゃ、何であんなデブと。
指だって、背中だってぶよぶよなんだぜ。気持ち悪くて。
金もらっても、あいつの裸なんかみたくないよ。」

由美はそれ以上聞いていられなかった。
見てはいけないものを見てしまった。
聞いてはいけないものを聞いてしまった。
うきうきしていた自分は大バカだ。

亮平って斎藤さんのこと?
信二と付き合う前に二人で食事に行ったこともあるけど、
別に付き合ってもいない。

それなのになぜ?
なぜこんなひどいことするの?

もう男なんて誰も信じられない。

でも前にもこんなことがあった気がする。

にほんブログ村 OL日記ブログ 30代OLへ にほんブログ村 恋愛ブログ 恋愛観・結婚観へ



関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 終わった恋
ジャンル : 恋愛

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

iyokan

Author:iyokan
フルタイム(不動産専門職)で働く既婚・子持ち40女。
いつもありがとうございます♪

最新記事
最新コメント
カテゴリ
人気記事
ブログパーツ
ブログ村30代OL


にほんブログ村 OL日記ブログ 30代OLへ
にほんブログ村
FC2カウンター
閲覧中♪
現在の閲覧者数:
F2ブログ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ村30代OL
QR